FXの取引をしていると、自分がエントリーしたと思っていたレートと異なったレートでポジションが約定してしまう事があると思います。
この「自分が注文をだしたレート」と「実際に約定したレート」が異なる事をFXの専門用語でスリッページと言います。
しかし会話や記事として使う時には「スリッページした」とは言わず「値がすべった」などと表現する事が一般的です。
相場が急騰、急落している様な為替レートの変動が激しい状態の時には頻繁に値が滑ります。
スリッページが起きる理由
では何故、このスリッページが起きるのでしょうか。それは為替レートはコンマ秒単位で常に動いているからです。
つまり、あなたが注文を出してFX会社に届くコンマ秒の間にも為替レートに変動があるためスリッページという現象がおこるのです。
スリッページ設定 おすすめ
ほとんどのFX会社の取引ツールにはスリッページ設定機能と呼ばれる機能があります。FX会社によって呼び名や設定方法は異なりますが、これはスリッページにより想定外のレートで約定する事を防ぐ機能です。
自分が許容できる範囲を設定して、その範囲異常のスリッページがおきた場合は約定が不成立になります。
もちろんスリッページが起こって不利なレートで約定するのは避けたいですが、スリッページの幅を狭くしすぎるとチャンスを逃してしまう事もあります。
多くのFX会社で0.1ピップスから設定できますので自分のトレードスタイルに合わせて設定しましょう。
1万通貨でドル円をトレードする時に1pipsすべると100円なのでその感覚をもって決めましょう
もちろん想定外のレートには自分にとって不利なレートばかりではありません。自分に有利な想定外のレートという事もあります。FX会社では有利なレートに関してはスリッページ機能とは関係なく約定する事が一般的ですが、使っているFX会社のHPで確認してください。
おすすめのスリッページ
初心者の場合はどのくらいにすればいいのか分からないと思います。私は基本なしで設定してます。それはあまりにも値が激しい経済発表時などにはトレードしないからです。
ただ、値が動く時には0~5pipsぐらいにしてます。参考にしてください。
損切りの時は注意
また損切りのときにこそ、この設定が大事で、値が急変してスリッページを設定していていたり、狭く設定していたら全然約定せずに逆に損が増えてしまうこともあります。
もちろん自分が見ている値段と違って値が滑ってしまうことはありますが、成り行きでスリッページを設定せずに注文をだせば必ず約定するので、このことも覚えておいてください。


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