8月上旬からおこったトルコリラ安の下落。
7月以降から経った10日あまりでトルコ円は30%を超える大幅安となりました。
22円~24円で推移していたのが一時15.64円まで下げました。
8月16日時点では18円までもどしていますが、大きく下げました。
SNSでも資産を失った人の阿鼻叫喚がすごかったです。
何がここまでのトルコリラ安を引き起こした原因だったのでしょうか?
トルコをめぐる流れ
7月
7月9日
エルドアン大統領就任、前副首相兼経済担当相シェムシェキ氏を解任し、娘婿を財務相に任命、議院内閣制から大統領制へ移行しエルドアン大統領はトルコ中銀総裁・副総裁の任命権限を獲得
13日
格付け機関フィッチがトルコを「BB+」⇒「BB」へと格下げ
24日
トルコ中銀政策委員会、政策金利の据え置きを決定 (市場は利上げ予想)
31日
トルコ中銀がインフレ目標を引上げ(2018年:8.4%⇒13.4%、2019年:6.5%⇒9.3%)
米国人牧師ブランソン氏を監禁状態から自宅軟禁へ 米国側は抗議、経済制裁リストを準備すると報道
8月
8月9日
ワシントンでトルコと米国の閣僚が協議
10日
米国人牧師の即時釈放要求をトルコが拒否したことでトランプ大統領は鉄鋼・アルミへの関税引上げ(トルコからの鉄鋼輸入に50%、アルミに25%)
エルドアン大統領は、大幅なドル高・リラ安はトルコに対する経済攻撃の一環として発射された「ミサイル」であり、トルコ政府は中国やロシアなどとの貿易決済でドルを排除する用意があると対立姿勢を鮮明に
11日
エルドアン大統領は、米政府が対立関係を煽っているとして厳しく非難、NATO加盟国同士である両国の数十年に及ぶ協力関係を壊す恐れがあると指摘
トルコリラ今後はどうなる?
実際15円台から18円へと若干反発しているトルコリラですが今後はどうなるのでしょうか?
もともとオバマ政権化でもトルコはシリア政策をめぐってアメリカとたびたび対立して関係が悪かったです。
その後トランプ大統領ともいろいろありましたが、アメリカとトルコはなんとか仲良くやろうと関係改善を図ってきました。
しかしトルコに自宅軟禁されているアメリカ人牧師の釈放をめぐってアメリカとトルコの対立がより悪い方へいくならトルコ安は反発のきっかけを失いかねないと市場は心配しています。
5つの問題点
1:トルコリラ安がインフレ圧力を高め金利上昇に拍車を掛け、一段の通貨安を招く悪循環に陥る可能性
2:トルコとシリアの問題
3:トルコ南部のインジルリク空軍基地でのNATO加盟国や米軍との問題
4:米国とトルコによるハルク銀行に対する多額の制裁金を巡る交渉問題
5:米国が新たに課した鉄鋼やアルミの関税引上げ問題
今後も5つの問題点が山積みなのでそれしだいで市場は大きく動きますのでポジションを取る人は要注意ですよ。
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