FXには難平（ナンピン）という言葉があります。
ナンピンとは売買手法の一つで、ポジションを建てた後、含み損になった時にさらに買い増しをしてポジションの平均取得単価を下げる手法です。
ナンピンの例
105円で10000ドル通貨の買いポジションを建てたが104円まで為替レートが落ちてきた。この時に104円でさらに10000ドル通貨の新規買いポジションをとる。すると105円だった取得単価が104、50になる。
その後為替レートが104,50まで戻ったら含み損がなくなり、さらに105円まで上がった場合はプラス1万円となる。
FXの上級者の場合、このナンピンを手法の一つとして上手に使いこなしているトレーダーもいます。しかし、上級者のナンピンと初心者のナンピンは大分意味合いが異なる事が多いです。
上級者はエントリーする前に損切りラインと共にナンピンラインを決めて計画的にエントリーします。
一方初心者は、損切りできず含み損が広がり、計画性のないまま藁をもすがる思いでナンピンするのです。
本来、損切りラインを決めてエントリーし、しっかりと損切りすればナンピンなど必要ないのです。ナンピンしてさらに含み損が広がってしまうリスクを抱えるより、しっかり損切りして仕切りなおした方が良いのではないでしょうか。
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