FXの売買手法には「順張り」と「逆張り」があります。
トレンドには上昇トレンド、下降トレンド、横ばいの3種類がありますが、順張りとは文字通りトレンドの流れに乗ってエントリーする事です。
相場が上昇トレンドなら、上昇トレンドに乗るように買いでエントリーします。逆に下降トレンドなら売りでエントリーします。FXはトレンドが発生したら、長くて強いトレンドが続く事が多いです。
最近だと長期トレンドでいうと、2012年末から2015年中盤まで上昇トレンドが発生しました。
メジャー通貨であるアメリカドル円でいうと70円台から120円台まで円安方向に進みました。その後は半年ほどの横ばいになり、2016年に入ってからは120円台から100円を割り込むほどの下降トレンドが発生しています。
順張りでうまくトレンドに乗る事ができれば大きな利益が期待できる事が順張りの最大の魅力です。
一方逆張りとは、トレンドに逆らってエントリーする事です。相場の反転を狙って大底や天井でエントリーします。
FX初心者におすすめは順張り？逆張り？
初心者によく見られる失敗例の一つが、「値ごろ感」による逆張りです。以前の為替レートより安くなったので、お得感からエントリーしてしまう事です。
分かりやすく説明すると120円だった為替レートが110円まで落ちてきたら安いと思って買いでエントリーしてしまう事です。2016年でいうと為替レートは結局100円を割り込むまで落ちてしまいました。
逆張りでエントリーする事は「落ちてきたナイフを掴む」と例えられる事もある難しい事なので、初心者には順張りの方がおすすめです。
時間軸によってトレンドは異なる！！
トレンドとは時間軸によって異なる事も覚えておきましょう。「長期では下降トレンドだけど短期では上昇トレンド」というパターンもよくあります。つまり自分のトレードスタイルによって順張りと逆張りを使い分ける事も必要です。
長期トレードでは相場の反転を狙う逆張りはチャンスが少ないですが、短期トレードの場合は逆張りでもチャンスが多いです。一般的に数秒から数分で決済してしまうスキャルピングをするトレーダーの多くは逆張りでエントリーする事が多いのです。
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